【就活シリーズ第一弾】第一印象で“落とされない”リクルートスーツとは?失点しない見た目の整え方

リクルートスーツで「落とされない」ために。第一印象は面接でどれほど大切?
「就活は第一印象で決まる」とよく言われますが、実際のデータでもその傾向は明確に表れています。
マイナビの調査によれば、企業の人事担当者の80%以上が「第一印象を採用判断の材料として重視している」と回答しています(出典:就活の面接時「第一印象は重要」が9割以上、何に注目する? - 人事担当者1000人調査)。
しかも、「第一印象は面接室に入った瞬間から始まっている」とされ、着席前の立ち姿やスーツの着こなし、清潔感がその人の印象を大きく左右しているのです。
このように、どれだけ立派な志望動機を準備していても、身だしなみが不十分だと評価が下がるというのはとても勿体ないことです。
スーツは就活の“武器”になる。基本は「誠実に見えること」
就職活動の面接では、おしゃれさや個性よりも“清潔感”と“誠実さ”が求められます。
スーツは面接の為に仕方がなく着るものではなく、あなたの信頼感・誠実さ・準備力を無言で伝える強力な”武器”なのです。この武器をなまくらにするのか切れ味抜群の業物(わざもの)とするのかがスーツの選び方です。
ここでは、「誠実に見える」ための見た目の基本構成要素である、スーツ・ネクタイ・革靴の3つについて、実践的にまとめます。
① スーツの色
おすすめ:

ネイビースーツ
知的で爽やかな印象を演出

チャコールグレースーツ
落ち着きと大人っぽさを演出

黒スーツ
リクルートスーツといえば定番の色
これらは日本の就活においてよく活用されております。どの業界でも違和感なく通用しますが、特にネイビーとチャコールグレーは就活後もビジネスシーンで幅広く使われる色なので強くオススメします。
ちなみに黒は冠婚葬祭のイメージが強いセレモニー用の色なのでビジネスシーンではあまり使用されません。黒を選ぶ際は就職活動のみと割り切った運用が必要になります。
柄は無地が基本ですが、極細のシャドーストライプであれば問題ありません。
⇒ストライプについてはこちらの記事「ストライプスーツの魅力」で詳しく解説しております。
避けたほうが良い:
- 明るすぎるグレーやブルー(業界によっては軽薄な印象を持たれる)
- 派手なストライプ(担当者を威圧する印象となる)
- 光沢の強すぎる高級素材(分不相応な生地はかえって印象を悪くします)
目立つための服装ではなく、“信頼感”を与える服装であることが大切です。
② ネクタイの色
おすすめ:
- ネイビー(知的・誠実・安定感を与える。どんな業界にもマッチ)
- ボルドー(落ち着き・大人の印象を与える。チャコールグレースーツと好相性)
- イエロー(明るくコミュニケーション色、グループディスカッション等に最適)
ネクタイは、スーツ全体の印象を引き締める役割を果たします。ネクタイの色はアクセントとして、内に秘めた主張を表現します。
避けたほうが良い:
- 原色ビビッドカラー(赤・紫・オレンジなど、悪目立ちする)
- 白、黒(式典用のネクタイであり、ビジネスシーンでは不向き)
- 派手なチェック柄やドット柄(合わせるにはスーツとシャツの組み合わせを考えた上級者向き)
どんなに良いネクタイでも、曲がったり緩んでいたりすれば印象は台無しです。
③ 革靴の種類
おすすめ:
- 黒の内羽根ストレートチップ(もっともフォーマルな革靴)
- 内羽根タイプであればプレーントゥもOK
- 合皮でもOKだけど、耐久性を加味すると革製がベター
足元は「気づかれないと思って手を抜く」場所ではなく、意外と面接官の視線が集まる部分です。
避けたほうが良い:
- 茶系の革靴(就活ではカジュアルに見えすぎることが多い)
- ローファーやスリッポン(ビジネスシーンではカジュアルすぎ)
- 傷や汚れが目立つ履き古した靴(だらしなさに直結)
足元の意識は特に重要です。足元をみるという慣用句があるように
第一印象は細部で決まる。整えた装いを、些細な失点で台無しにしないために。
スーツの色を業界に合わせて選び、ネクタイのトーンもきちんと揃えた――それだけ準備しても、ほんの小さな見落としがあるだけで、全体の印象は簡単に崩れてしまいます。「減点されない見た目」を整えることが、自分を正しく評価してもらうための最低条件と言えるのです。見た目でマイナス評価を受けて面接が失敗することほどもったいないことはありません。それも気を付けるべきことは本当に簡単な事柄なのです。
❌ 失点しないための就活スーツチェックリスト
🔸 ネクタイの結び目がだらしない
- 緩んでいる、曲がっている、大きすぎて不格好な結び目は「Vゾーン」の印象を下げる
- プレーンノットやセミウィンザーノットで逆三角形を意識した結び方を習得しましょう
- 面接直前に鏡で「首元」を最終チェック!
D’フレイムは毎年学生体育会の制服を採寸しますが、その時に引率の上級生のネクタイの結び目を見ているとホントにできてない学生さんが多いです。ネクタイを結ぶ機会も少なくなっている現状、しっかり結べるだけで差が付くポイントになります。
🔸 革靴がボロボロ(磨かれていない)
- ピカピカに磨かなくてもOKですが、汚れ・擦り減り・白く乾いたつま先はNG
- 傷んでいるようであれば、買い替えも検討する
- 前日までに軽く水拭きで表面を拭くだけでも違って見えます
ここで正しい革靴の履き方を習得するだけて、周囲との差が付きます。社会人になってロケットスタートが可能です。実際に弊社に営業にくる一流上場企業の新卒営業マンの革靴の悲惨な状況を毎年見せられいると特に思います。
その足元ボロボロの新卒営業マンはいつもリップサービスでD’フレイムのスーツを買いたいを言ってきますが、私はスーツの前に靴を一足買いなさいとあえて言います。スーツ姿がパリッと決まるのは足元がしっかりしてこそです。元営業マンとして声を大にして言いたいです。
🔸 靴下が短い(素肌が見える)
- 面接中、座ったときに足首が見えるとビジネスマナー違反と見なされることも
- 黒または濃紺のロングソックス(ふくらはぎまで)を選びましょう
- 白ソックス、柄物、くるぶし丈は絶対に避けましょう
ビジネスシーンでは肌を見せないことが大切です。たまに肌をみせているスーツスタイルの投稿が多くありますが、それはファッションとして自分の世界観を構築しているスーツ上級者のスタイルです。就職活動で同様のスタイルを真似すると良い結果は生まれないでしょう。よしんばうまくいったとしても多くの業界には適合しないスタイルです。
また白ソックスは論外です。中学生と間違われますよ。
まとめ:第一印象を整えるのは「準備」ではなく「戦略」
スーツや身だしなみは、ただの“準備”ではなく、自分を信頼されるための戦略です。
高価なアイテムである必要はありませんが、「きちんと整えること」が、あなたの誠実さや社会人意識を無言で伝えてくれます。
まずは、見た目での“失点ゼロ”を目指すこと。これが、面接を突破するための第一歩です。
D’フレイムのオーダースーツは、色・サイズ・質感のすべてにおいて、「誠実に見える装い」を追求しています。
清潔感と信頼感を兼ね備えた一着が、あなたの努力や熱意を、余計な減点なしに伝える手助けをしてくれます。